
画像提供, Satellite Image/Maxar Technologies
中国が北西部・新疆地区の砂漠に、アメリカの軍艦の実物大模型を建造した模様だ。人工衛星の写真が、そうした状況を示している。
アメリカの宇宙テクノロジー企業マクサーが撮影した写真の1枚には、空母のような形をした構造物が鉄道線路の上に配置されている様子が写っている。
米海軍情報を扱っているウェブサイトのUSNIニュースは7日、構造物は中国軍が標的として作ったものとみられると伝えた。
中国政府は長年、対艦弾道ミサイルの開発と実験を続けている。
アメリカは南シナ海での緊張が高まる中で、中国が核兵器を含む軍備を急速に拡大しているとして警告を発している。
空母と駆逐艦を模したか
USNIニュースは7日、タクラマカン砂漠で撮影された構造物について、兵器などの細部が無い艦船の輪郭をしたものなどがあるようだとした。

USNIニュースはこうした状況について、「中国が空母に対する能力に注力し続けていることを示している。特に米海軍の軍艦を念頭に置いている」と伝えた。
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南シナ海での米中対立
中国は今年、核弾頭の搭載が可能な極超音速ミサイルを試験発射したとみられている。同ミサイルは音速の5倍以上で高層大気を飛ぶもので、米政府にとって懸念材料となっている。
米海軍は、領有権をめぐって主張が激しく対立している南シナ海で、軍艦による通常の活動だとする軍事行動を定期的に実施している。
中国は南シナ海のほとんどの領有権を主張。しかし、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、台湾、ヴェトナムなどの周辺諸国や、これらの国々の多くを領有権問題で支持するアメリカは、中国の主張を受け入れていない。
周辺海域は主要な海路となっており、貿易のために運搬される貨物の総額は年間3兆ドル(約340兆円)以上に達している。
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