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太平洋5カ国、機構離脱へ 結束乱れ、中国攻勢も - 時事通信ニュース

2021年02月09日18時17分

ミクロネシア連邦のパニュエロ大統領=2019年12月、北京(EPA時事)

ミクロネシア連邦のパニュエロ大統領=2019年12月、北京(EPA時事)

 【シドニー時事】ミクロネシア連邦のパニュエロ大統領は9日、太平洋の地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」に加盟する他の4カ国との共同声明で、PIFの次期事務局長を選んだ過程に不満があるとして、離脱手続きを開始すると発表した。太平洋地域では米国と中国が主導権を争っているが、地域の結束を象徴する機構が揺らぐことで、一帯で影響力を高めている中国が攻勢を掛ける可能性がある。
 18カ国・地域が加盟するPIFは先週オンライン形式で開いた首脳会合で、長時間にわたる議論の末、次期事務局長にクック諸島のプナ前首相を投票で選出した。だが、対立候補を擁立したミクロネシア連邦、パラオ、マーシャル諸島、ナウル、キリバスの5カ国陣営は、「紳士協定」に基づき今回は自陣から選ばれる順番だと反発していた。
 共同声明などによると、離脱は5カ国の首脳が8日に開いた会合で合意した。パニュエロ氏らは「紳士協定が守られず、フォーラムにとどまっても恩恵はない」と表明した。

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