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ペルー大統領選、開票始まる 出口調査、フジモリ氏長女は2番手 - 時事通信ニュース

2021年04月12日10時31分

11日、リマで、ペルー大統領選の投票を終えたケイコ・フジモリ氏(AFP時事)

11日、リマで、ペルー大統領選の投票を終えたケイコ・フジモリ氏(AFP時事)

  • 11日、リマで、ペルー大統領選の投票所を訪れたジョニー・レスカノ氏(AFP時事)

 【サンパウロ時事】南米ペルーで11日、任期満了に伴う大統領選挙が実施され、開票が始まった。フジモリ元大統領(82)の長女で中道右派のケイコ氏(45)ら18人が立候補しているが、当選要件である有効票の過半数を獲得できる候補はいない見通し。6月6日に上位2候補による決選投票が行われる公算が大きい。

ケイコ氏、勝利は困難か ペルー大統領選まで1週間

 調査会社イプソスの出口調査では、教員組合出身の急進左派ペドロ・カスティジョ氏(51)が得票率16.1%で首位。ケイコ氏と、エコノミストの中道右派エルナンド・デソト氏(79)が11.9%で2番手につけている。
 ペルーでは前回選挙以降、汚職絡みで大統領が3度すげ替えられるなどしたため、政治不信は頂点に達している。ただ、各候補はポピュリスト的公約を打ち出すばかりで、選挙戦では政策論争は深まらなかった。
 ケイコ氏の大統領選出馬は3回連続。過去2度は決選投票で惜敗したが、今回は過去の選挙で外国企業から不正資金を受け取っていたとして3月に起訴され、禁錮約31年を求刑されるなど逆風の真っただ中での選挙となった。
 ケイコ氏は「父がハイパーインフレとテロの惨事から国を救ったように、30年後の今、私があなた方の健康と雇用を守る」と強調。強い指導力を発揮したフジモリ氏のイメージを利用し、新型コロナウイルスで疲弊した国を立て直す決意を前面に押し出した。

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