【武漢(中国湖北省)=吉岡みゆき】米政府が「中国科学院武漢ウイルス研究所」から新型コロナウイルスが流出した可能性を指摘したことについて、世界保健機関(WHO)の現地調査メンバーが否定的な発言をしたと、中国メディアが相次いで報じている。
5日付の中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、ロシア人の疫学専門家ウラジーミル・デトコフ氏が、「研究所の実験室は設備が良い。ここから(ウイルスが)漏れたとは考えづらい」と話したと紹介した。
中国国営の英字紙チャイナ・デイリーは5日、中国版ツイッター・
中国政府はウイルスの起源が中国だとする見方に強く反発しており、調査団の発言を利用して世論を誘導する狙いが透けて見える。
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