【台北=杉山祐之】新型コロナウイルスワクチンの不足に悩んできた台湾で、23日、台湾のワクチンメーカーが開発、製造したワクチンの接種が始まった。蔡英文(ツァイインウェン)総統は早朝、率先してこのワクチンを打ち、集団免疫の獲得に向けた接種を住民に呼びかけた。 【写真】中国の言いなりになる「秀才」長官
ワクチンは、北部・新竹県にある「高端疫苗生物製剤」が米国立衛生研究所と協力し、昨年、開発に着手した。当局は今年7月、開発第2段階のデータを基に、英アストラゼネカ製ワクチンに劣らない効果があるとして、台湾製で初となる緊急使用許可を出した。
中央感染症指揮センターによると、20日現在で60万人近くが、このワクチンの接種を予約している。
台湾は、「中国の干渉」(蔡氏)のため海外ワクチン調達に苦労し、日米などの無償提供や、民間企業の契約に頼らざるを得なかった。外交関係を持つ国々に対する中国の「ワクチン外交」も脅威になってきた。台湾にとって、自前のワクチンを持つことは、外交・安全保障上も重要な意味を持つ。
今後の焦点は、効果や安全性が内外で広く認められるかどうかだ。最大野党・国民党は、緊急使用許可に至った経緯が不透明だとして、検察当局に対し、関係者に汚職がなかったか捜査するよう求めている。
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