
わたしは年をとった。少なくとも、新型コロナウイルスで死亡するリスクを緩和すべく、ワクチンの接種を受けるに値する高齢者なのだ。 新型コロナウイルスのワクチン接種が本格化すれば、「物流」などの新たな課題が顕在化する そこで当然ながら、ワクチンを接種してもらおうと考えた。加入している医療保険の病院からは、すでに何度もメールを受け取っている。「こちらに電話しないでください。わたくしどもから連絡いたします」といった内容だ。 そこでインターネットで検索して、わたしが住んでいるニューヨークのワクチン接種予約サイトを探した。この街は世界で最も裕福であか抜けた大都会として知られている。ところが、そこで目にしたものは、新型コロナウイルスの大流行に勝るとも劣らない惨状だった。
予約できない予約サイト
まず、ワクチンの接種を予約するには、接種の資格があることを証明しなくてはならなかった。60項目近くの質問に答え、健康保険証の表と裏の写真を撮って画像をアップロードし、ようやく接種してもらえる会場をひとつ選ぶことになる。 こうした予約サイトのなかには、もっと詳細な健康データについて回答しないと登録できないところもあった。この長い前段階をクリアして、ようやく接種可能な日付を示す数カ月分のカレンダーにたどり着くのである。 カレンダーで示された日付をひとつクリックすると、「この日は予約できません」と表示される。別の日付をクリックしても同じメッセージ。そのまた別の日付をクリックしても同じメッセージ。3カ月分のカレンダーがあるが、どの日付も接種できないと表示された。 そこで別の予約サイトに行ってみたが、そこでも同じことを最初から入力しなければならない。そして最後まで行ってやっとわかったことは、このサイトでも接種の予約ができないということだった。 ニューヨーク州のウェブサイトはここまでひどくなかったが、自宅の住所から半径200マイル(約320km)の範囲にある地区すべてをチェックするはめになった。ところが、それでもダメで振り出しに戻されてしまう。「順番待ちリスト」という概念は、宿敵たる州知事や市長の頭には存在しないようだ。 なお、ニューヨーク市保険局広報担当のヴィクトリア・マーリーノによると、ワクチンを接種する機関がいくつもあることから、複数回に及ぶ情報の入力は「必要な患者の情報を確実に入手するため」だという。いずれにしても、ワクチンがあるかどうか最初に言ってくれればいいのではないだろうか?からの記事と詳細
https://ift.tt/3aia8Q0
世界
Bagikan Berita Ini
0 Response to "新型コロナウイルスのワクチン不足と、“お粗末な予約サイト”という米国の惨状(WIRED.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース"
コメントを投稿