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米インド太平洋軍高官が台湾訪問 中国対応を協議か - 日本経済新聞

中国軍機は連日、台湾の防空識別圏に侵入し軍事圧力を強めている=国防部提供

中国軍機は連日、台湾の防空識別圏に侵入し軍事圧力を強めている=国防部提供

【台北=中村裕】米インド太平洋軍のマイケル・スチュードマン情報司令官が22日、台湾を訪問した。ロイター通信などが報じた。台湾の外交部(外務省)は非公開とし、訪問者や日程など詳細なコメントも控えている。台湾周辺で軍事的な圧力を続ける中国について、今後の対応などを協議するとみられる。

米インド太平洋軍は司令部をホノルルに持つ。太平洋や東南アジア、インド洋、台湾まで広く担当し、日本に駐留する在日米軍も指揮下に置く。スチュードマン氏は海軍少将。米インド太平洋軍の司令部で、情報担当のトップを務める。米軍高官の台湾訪問が明らかになるのは珍しい。

台湾周辺では今夏以降、中国による威嚇行為が常態化。対中強硬路線を敷く蔡英文(ツァイ・インウェン)総統や、米台の急接近に反発しているとみられる。台湾南西部の防空識別圏には連日、中国軍機が侵入を繰り返している。9月にも中国軍機が中国大陸と台湾を隔てる台湾海峡の「中間線」を越え、台湾側に侵入するなど威嚇行為を繰り返した。

インド太平洋軍のデービッドソン司令官は10月、菅義偉首相とも会談し、南シナ海などでの中国の動きを念頭に「深刻な懸念と強い反対の意」を表明。日米での協力、連携を確認している。

台湾を巡っては最近、米高官の訪問が相次ぐ。アザー厚生長官、クラック米国務次官に続き、今年3人目となるアンドリュー・ウィーラー環境保護局(EPA)長官が12月、台湾を訪問する見通しだ。

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