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【ワシントン=海谷道隆】米大統領選は4日、民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)がミシガン州とウィスコンシン州での勝利を確実にし、当選に必要な選挙人の過半数獲得に向けて大きく前進した。共和党のトランプ大統領(74)の陣営は開票作業に問題があると主張し、ペンシルベニア州など3州で集計停止などを求める法廷闘争に乗り出した。
ミシガン州(選挙人16人)とウィスコンシン州(同10人)は、2016年大統領選でトランプ氏が僅差で制して勝利を引き寄せた接戦州だ。AP通信の5日午前8時(日本時間5日午後10時)時点の集計によると、バイデン氏の獲得選挙人は計264人まで積み上がり、当選に必要な270人にあと6人と迫った。トランプ氏は214人となっている。
バイデン氏は4日、地元デラウェア州で演説し、「我々が270人を獲得するのは明らかだ。勝利を確信している」と自信を示した。「すべての票が集計されなければならない」とも訴え、集計停止を要求するトランプ陣営をけん制した。
依然、勝者が固まっていないのは、ペンシルベニア(選挙人20人)、ジョージア(同16人)、ノースカロライナ(同15人)、ネバダ(同6人)、アラスカ(同3人)の5州だ。
AP通信の5日午前8時時点での集計では、バイデン氏はネバダ州で僅差で先行する。ペンシルベニア、ジョージア、ノースカロライナの3州では、トランプ氏がわずかに上回っている。ただ、ペンシルベニア州とジョージア州では、郵便投票分の集計が進むにつれ差は大幅に縮まっている。ペンシルベニア州では、投票日の消印があれば6日到着分まで有効としている。
郵便投票が不正の温床になると訴えてきたトランプ氏は4日、ツイッターで「多くの重要州でリードしていたが、一つ一つ魔法のように消え始めた」と主張し、集計で問題が起きているとの考えをにじませた。
トランプ陣営は、開票作業の公正さを担保する措置が確保されていないなどとして、ペンシルベニア州やミシガン州で集計作業の一時停止を求める訴訟を起こした。ウィスコンシン州では再集計を州当局に申し立てる方針を表明した。
選挙情報を発信する「米選挙プロジェクト」は4日時点での推計投票者数は1億5913万7000人で、推計投票率は66・5%だったとしている。16年大統領選は60・1%だった。
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