Nippon News Network(NNN)
新型コロナウイルスの流行当初に警鐘を鳴らし、当局から処分された医師が亡くなってから1年がたち、市民の間では追悼の動きが広がっています。 李文亮医師はウイルスの情報をSNSに投稿し、当局からデマを流したなどとして処分された後、自らも感染し、去年の2月7日に亡くなりました。 李医師の墓参りをした市民によりますと、墓の周りでも関係者が厳しく監視の目を光らせていたということです。 一方、SNSには哀悼や感謝のメッセージが相次いだほか、武漢市民の有志100人以上が協力して、李医師の銅像を制作しました。 銅像制作を呼びかけた武漢市民「未来の武漢市民たちに2020年に発生したことを知り、反省してもらいたい」 ただ、中国政府は当局批判につながりかねない追悼の動きを警戒していて、銅像はまだ武漢市内に持ち込めていないといいます。 この男性は、「李医師は友人に情報を伝えただけで処分を受けた。誰でもこのような言論統制の対象になりうる」と当局の対応を批判しました。
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