(CNN)米国で新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人の割合が人口の約25.4%に達したことがわかった。米疾病対策センター(CDC)が18日に公開したデータで明らかになった。
米国でワクチン接種を終えた人は8400万人以上に上る。
CDCによれば、少なくとも1度ワクチンを接種した人の数は1億2900万人以上で、人口全体の約39.5%の割合。
19日からは16歳以上の全員がワクチン接種の対象となる。
専門家の試算によれば、感染拡大を抑制するために免疫を持つには人口の70〜85%がワクチン接種を終えるか感染の経験があることが必要となる。
しかし、ワクチン接種の対象が拡大しても、近くにワクチン接種会場がなかったり移動の手段がなかったりする問題や、ワクチン接種をためらうなどの懸念もある。
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は18日、CNNの番組で、共和党員の驚くほどの大部分がワクチンを接種したくないと言っていることが非常にもどかしいと語った。
ファウチ所長は15日、共和党のジム・ジョーダン下院議員と論戦を交わしていた。ジョーダン議員は新型コロナウイルス対策について、表現や信教の自由などを定めた憲法修正第1条に違反するなどと主張していた。
ファウチ所長は、一方で規制の解除を求めながらもう一方でワクチンを接種したくないというのはほとんど矛盾していると指摘した。
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