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【独自】ASEAN首脳、ミャンマー情勢協議へ…国軍トップも出席で調整 - 読売新聞

 【バンコク=田原徳容、ジャカルタ=川上大介】東南アジア諸国連合(ASEAN)は、国軍による市民への武力弾圧が続くミャンマー情勢を巡り、特別首脳会議をインドネシアで24日に開く方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。域内主導で事態の打開を図る。国軍トップのミン・アウン・フライン最高司令官も出席する方向で調整が進んでいるという。

 関係者によると、各加盟国の首脳級がジャカルタを訪れ、対面で協議する。各国がミャンマーに対し、状況を説明するよう求め、武力弾圧の停止と人道支援の受け入れを要請する見通しだ。タイを訪問しているクリスティン・ブルゲナー国連事務総長特使が首脳会議に参加する可能性もある。

 首脳会議はインドネシアやシンガポールが開催を求めていた。ミャンマーの弾圧を「国内問題」とみるタイやカンボジアは当初、消極姿勢だったが、容認に転じた。ミャンマー国軍が3月下旬以降、少数民族武装組織の拠点を空爆し、多くの避難民がタイ側に流入したため、域内安全保障にかかわる「緊急事態」(外交筋)と判断したとみられる。

 ミン・アウン・フライン氏や国軍幹部が会議に出席すれば、国軍による民主政権転覆の正当性を認めたとの反発を、多くのミャンマー国民から招くのは必至だ。弾圧を非難する米欧が反対する可能性もある。

 ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会」によると、弾圧による市民の死者数は15日現在で726人に上る。9日には中部バゴーで80人以上が死亡した。

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