【ロンドン=板東和正】先進7カ国(G7)の外相は26日、ロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏が拘束された事件を非難する共同声明を発表した。「政治的な動機による拘束」とし、ロシア当局に即時の無条件釈放を要求した。
6月に英南西部コーンウォールで開催する先進7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国を務める英国の外務省が発表した。G7サミットでは、新型コロナウイルス対策や気候変動問題などが協議される方針だが、ナワリヌイ氏をめぐる問題も議題になる可能性がある。
G7外相は共同声明で、ナワリヌイ氏の拘束について民主主義を損なうと批判。露全土で行われたナワリヌイ氏の釈放を求めるデモの参加者の拘束についても「深く懸念する」とし、「(ロシア当局が)個人の意見を述べる権利を暴力的に弾圧することは受け入れられない」と強調した。ナワリヌイ氏やデモ参加者の釈放を促す国際的な要求へのロシアの対応を「注視し続ける」とした。
また、昨年8月のナワリヌイ氏の毒殺未遂事件に関しても「化学兵器の使用は国際規範に違反する」とロシア当局を非難した。英調査報道機関は同年12月、「露連邦保安局(FSB)が事件を実行した」との調査結果を発表している。
ナワリヌイ氏の拘束をめぐっては、米国務省も今月23日、同氏の「即時の無条件釈放」と多数のデモ参加者の全員釈放を要求していた。
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