
【北京=三塚聖平】中国外務省は12日、外交トップである楊潔篪(よう・けつち)共産党政治局員が11日に行ったブリンケン米国務長官との電話会談で、新疆(しんきょう)ウイグル自治区や香港をめぐる問題について、「これらの問題を利用して(米国が)中国を中傷しているが、目的を達することはない」と述べたと発表した。楊氏は「中国の核心的利益に関わる」とも強調し、懸念を示す米側に対し、強く反発した。
米国務省によると、ブリンケン氏は新疆ウイグル自治区の少数民族へのジェノサイド(民族大量虐殺)に懸念を表明した。中国外務省の発表によると、楊氏は「米側はさまざまな噓(うそ)を持ち出し、新疆の安定や結束を破壊しようとたくらんでいる」と主張。その上で、米側に「断固とした反対」を表明した。
米側が民主制度の崩壊に懸念を示した香港問題についても、楊氏は「香港は中国の特別行政区であり、香港に関することは中国の内政だ」と反発した。
両氏の会談は今年3月に米アラスカ州で対面で会談して以来。電話会談で楊氏は先進7カ国首脳会議(G7サミット)を念頭に「〝グループ政治〟による偽の多国間主義」を批判した。
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