Search

ビル倒壊「作業員逃げたのに、なぜ通行止めにしなかったのか」人災批判強まる - 読売新聞

 【光州クァンジュ=上杉洋司】韓国南西部・光州市で9日、解体作業中だったビルが倒壊し、下敷きになったバスの乗客ら9人が死亡、8人が負傷した。4月にも工事中の住宅の崩壊で2人が死亡する事故が起きたばかり。再発防止を求めてきた同市の李庸燮イヨンソプ市長は10日の記者会見で今回の事故が「人災だった」との見解を示した。

 聯合ニュースなどによると、9日午後、解体業者の作業員8人が異音が聞こえたため、外に退避した。バスがビルの前に止まった直後に倒壊した。その間、周辺道路の規制は行われなかったという。消防によると、1993年に建築された鉄筋コンクリートの元商業ビル(地上5階、地下1階)で、地区の再開発に伴って解体が決まった。

 現場では10日、生き埋めになっている歩行者らがいないか、消防などが捜索活動を続けた。地元警察によると、警察は業務上過失致死傷などの容疑で捜査に着手し、再開発事業を請け負った建設会社を捜索したほか、解体業者らを聴取した。

 父親が犠牲になったという女性(49)は、搬送先の病院で「変な音がして作業員が逃げたのなら、なぜ通行止めにしなかったのか」と涙を浮かべた。父親は山登りに行くといって家を出た約1時間後、倒壊に巻き込まれたという。

 市によると、4月に改装中の住宅が崩壊する事故があり、同様の事故の発生防止を注意喚起する文書を4回、建設会社などに送っていた。文在寅ムンジェイン大統領は事故の原因究明と再発防止を関係省庁に指示した。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細
https://ift.tt/2TiF904
世界

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "ビル倒壊「作業員逃げたのに、なぜ通行止めにしなかったのか」人災批判強まる - 読売新聞"

コメントを投稿

Powered by Blogger.