議長国のイタリアは、イギリスで開かれているCOP26に向けて、前向きなメッセージを打ち出したい考えです。
しかし、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする時期をめぐり、アメリカや日本、EU=ヨーロッパ連合が2050年を目標とする一方、中国やサウジアラビアは2060年とするなど、先進国と新興国や途上国の間でばらつきもあります。
G20は世界の二酸化炭素の排出量のおよそ8割を占め、COPでの議論にも大きく影響するだけに、議論の行方が注目されます。
サミットは議長国イタリアが2日間の議論の成果を発表して閉幕し、首脳の多くはCOP26の首脳会合に出席するためイギリスに移動し、気候変動をめぐる本格的な議論に臨む見通しです。
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