【ワシントン=中村亮】米CNNテレビの世論調査によると、22日の大統領選のテレビ討論会について53%が民主党候補のバイデン前副大統領を勝者にあげた。共和党候補のトランプ大統領は39%にとどまったが、9月末の前回討論会に比べると11ポイント上がった。
FOXニュースに登場した中西部オハイオ州のバイデン氏の支持者は「トランプ氏が討論会のルールを守った」と評価した。トランプ氏は前回の討論会でバイデン氏の発言を何度も妨害したが、今回は発言時間を守ったり、メモを取ったりして冷静に振る舞う場面が目立った。
米政治サイトのポリティコは「今回のパフォーマンスを3週間前にしていればトランプ氏はもっと良い位置につけていたかもしれない」と指摘した。新型コロナウイルスの影響で期日前投票が急増していることもあり、トランプ氏の巻き返しに残された時間は少ないとの見方を示した。
トランプ氏は前回に続いて事実に基づかない発言を連発した。米紙ワシントン・ポストは「トランプ氏がファクト・チェックの計測器を壊した」と皮肉った。たとえば2016年の大統領選にロシアが介入した疑惑の捜査について「検察は悪事を何も見つけられなかった」と主張した。実際には、検察はトランプ氏の元側近らを相次ぎ訴追した。
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