タイでまた反政府デモ…非常事態宣言解除後で初、バンコク中心部の商業施設周辺を占拠 - 読売新聞

　【バンコク＝田原徳容】タイの首都バンコクで２５日、大学生主導の反政府デモが行われた。２２日に非常事態宣言が解除された後、中心部の商業施設周辺を占拠してのデモは初めてだ。

　大学生らは、軍主導のプラユット・チャンオーチャー政権の退陣と憲法改正、軍とつながりのある王室の制度改革を要求している。首相辞任の期限を２４日夜としていたが、プラユット首相は応じなかった。プラユット氏は国会を通じて事態打開を図る意向を示している。

　ただ、タイの複数のメディアによると、２６日からの臨時国会では、１４日のデモ中に起きた王室の車列への妨害行為などが議題となる予定だ。憲法改正など大学生らの要求は取り上げられないとみられ、大学生らは不満を募らせている。

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