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NYダウ続伸で始まる 初のコロナ治療薬の承認で - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=張間正義】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸して始まった。午前9時35分現在、前日比34ドル60セント高の2万8398ドル26セントで推移している。米食品医薬品局(FDA)は22日夕、新型コロナウイルス治療薬として、米製薬大手ギリアド・サイエンシズの「レムデシビル」を承認した。新型コロナ問題の解決法の一つになるとの期待から買いが先行している。

ニューヨークのウォール街=ロイター

ニューヨークのウォール街=ロイター

米国で新型コロナ治療薬が正式に承認されたのは初めて。今後は入院患者を対象に広く投与できるようになる。同治療薬は新型コロナに感染したトランプ米大統領にも投与された。一方、欧米中心に新型コロナの新規感染者は再び増加傾向にあり、規制強化による経済活動の停滞への懸念は根強い。積極的に上値を追う買いは限られている。

共和党のトランプ氏と民主党のバイデン前副大統領による22日夜のテレビ討論会は、両者とも決め手を欠くまま終わったとの見方が多く、相場への影響は限られている。

建機のキャタピラーや化学のダウなど景気敏感株が高い。金融のJPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスも買われている。ギリアドは前日比4%高と上昇した。一方、22日夕に発表した2020年7~9月期決算が低調だった半導体大手のインテルは急落した。23日朝に発表した20年7~9月期決算が市場予想を下回ったクレジットカードのアメリカン・エキスプレスも安い。

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