2020年10月16日20時38分
【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補トランプ大統領と民主党候補バイデン前副大統領は15日夜、テレビ局が中継して個別に開かれた有権者との対話集会にそれぞれ参加した。トランプ氏は、新型コロナウイルス対応をめぐり司会者と激しいやりとりを展開し、22日に予定されるバイデン氏との最後の討論会に向けて攻めの姿勢を印象付けた。
15日は当初、第2回討論会が予定されていたが、トランプ氏のコロナ感染で中止に。代わりにフロリダ州で開かれたNBCテレビの集会に参加したトランプ氏は、20万人以上の死者を出したコロナとの闘いに関し「負けてもおかしくなかった。私たちは200万人の命を救った」と強弁した。
集会では、司会者のサバンナ・ガスリー氏から9月の第1回討論会の際にコロナ検査を受けたかどうか再三追及されたが、「したかもしれないし、しなかったかもしれない」とはぐらかした。陣営は集会後の声明で「バイデン代理人のガスリー氏の攻撃を巧みに処理し、打ち負かした」とアピールした。
コロナ対応の誤りを一切認めようとしない姿勢には「入院前と何ら変わらない」(米メディア)という評価が目立つ。トランプ陣営は最近、ホームページに「大統領はコロナを粉砕した」という見出しと共にボクサー姿のトランプ氏のイラストを載せ、献金を呼び掛けている。
一方、バイデン氏はペンシルベニア州でABCテレビの集会に参加。トランプ氏のコロナ対応に関し「パニックを起こしたくなかったと言うが、パニックを起こしたのは彼だ」と厳しく指摘した。「大統領の言葉は重要だ。彼がマスクをばかにすれば、人々は着用は必要ないと思ってしまう」と非難した。
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