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英のガソリン、供給滞り「パニック買い」発生…混乱の長期化も - 読売新聞オンライン

 【ロンドン=池田慶太、池田晋一】英国でガソリン供給が滞り、多くのスタンドが営業停止に追い込まれるなど混乱が広がっている。欧州連合(EU)離脱や新型コロナウイルスの影響で外国人労働者が減り、燃料を運ぶ大型トラック運転手が不足しているためで、混乱の長期化が懸念される。

 ロンドンでは2日、多くのスタンドが「ガソリン売り切れ」の表示を掲げた。市西部のスタンドを訪れた男性は、「ここで5軒目だが、どこも開いていない」と嘆いた。

 混乱のきっかけは、石油大手BPが9月23日、トラック運転手の不足を理由に一部店舗の休業を発表したことだった。ガソリンが手に入らなくなるとのうわさが広まり、「パニック買い」が発生。一時は全国約8000のスタンドの半数近い店舗で品切れになった。

 需給の切迫で、国内のガソリン小売価格は1リットルあたり約1・4ポンド(約210円)と、約8年ぶりの高値に急騰した。

 事態収拾に向け、政府は約200人の軍人に燃料輸送の訓練を受けさせた。4日から、精製所などからスタンドへのガソリン輸送に動員する。さらに外国人の運転手5000人の受け入れを目指し、2月末までの期間限定で一時ビザを発給することも決めた。

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