岸田首相、閣僚や自民議員は旧統一教会と「関係を絶つことが大事」 - 毎日新聞 - 毎日新聞

　岸田文雄首相は28日、東京都内で講演し、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）と関係が深い閣僚や自民党議員への対応について「与野党問わずいろいろな関係があったことは事実。何よりも大事なのはこの後、関係をしっかりと絶つことだ」と述べた。ただ、具体的な対応については言及を避けた。

　首相は「今後、社会的に問題を起こしている団体との関係をどう絶つのか、これをしっかり考えていきたい。それをどう具体的に示すのかが問われている」と理解を求めた。

　首相は27日に営まれた安倍晋三元首相の国葬に関する事後検証について「今後の議論に資するために、どういった根拠や思いで今回、国葬を行ったか記録として残しておくことは大事だ」と述べた。開催の法的根拠や経緯の詳細を記録することを重視する姿勢を示したが、国葬の開催基準を明確化するかについては触れなかった。

　首相は10月3日に召集される臨時国会に向け「本格的な経済対策をしっかり作り上げていかなければならない」と強調。対策の規模について「去年（2021年）の経済対策は新型コロナウイルス対策がかなり大きなウエートを占めていた。その点も考えながら規模でも納得してもらえるものを用意したい」と述べた。【中村紬葵】

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