米カリフォルニア州サンノゼの公共交通機関の車両基地で26日午前6時45分ごろ、銃撃事件があり、8人が死亡した。 銃撃事件が発生したのは、サンノゼにあるサンタクララヴァレー交通局(VTA)の車両基地。 当局によると、死者には複数のVTA職員が含まれる。VTAに勤めていた容疑者の男も死亡した。男は犯行前に自宅に火をつけた可能性があるという。 アメリカの発砲事件を記録するデータベース「The Gun Violence Archive」によると、今年に入り230件の銃乱射事件が発生している。同データベースは4人以上が撃たれた事件を銃乱射事件と定義している。 ■事件についてわかっていること 銃撃犯は26日早朝、VTAの車両基地で銃を乱射した。地元のCBSニュースによると、従業員のミーティング中に銃声が鳴り響いた。 銃撃が続く中、警官が現場に到着したという。 サンタクララ郡保安官のローリー・スミス氏は記者会見で、「銃声が鳴り響く中、我々のチームは訓練通りの模範的な行動をとった」と説明した。 この事件で容疑者を含む9人が死亡した。米メディアは銃撃犯が自殺したと報じているが、警察はこれを確認していない。 法執行機関関係者は、BBCがアメリカで提携するCBSニュースに対し、銃撃したのはサミュエル・キャシディ容疑者(57)とみられると述べた。 サンタクララ郡保安官事務所の報道官ラッセル・デイヴィス氏は、容疑者との銃撃戦はなかったとし、容疑者が「自分自身を撃ったとみている」と述べた。 ■容疑者宅で火災 地元メディアによると、事件の直前に容疑者の自宅で火災が発生した。 当局は容疑者が犯行に及ぶ前に自宅に火をつけたのか調べているが、確認はできていない。 サンノゼ消防署の広報担当エリカ・レイ氏は、当局がこの事件に関連する「複数の」犯行現場を調べていると述べた。 当局によると銃撃があった現場には爆弾処理班が派遣されたが、一般市民への脅威はなかったという。 事件を受け、朝の通勤時間帯に付近の道路が通行止めとなった。列車は正午に運行を停止した。 ■事件への反応 カリフォルニア州のギャヴィン・ニューサム知事は、事件現場から程近い場所で、アメリカで銃乱射事件が「何度も繰り返されている」と非難した。 「アメリカ合衆国は一体全体どうなっているんだ」、「いつになったら我々は武器を置くというんだ」と知事は述べた。 ジョー・バイデン大統領は今回の事件は「恐ろしい悲劇」だとし、議会に銃規制対策を講じるよう改めて求めた。 「銃弾によって奪われたすべての命は、この国の魂に突き刺さっている」、「我々はもっと取り組めるし、そうしなければならない」とバイデン氏は述べた。 ■VTAとは サンタクララヴァレー交通局(VTA)は3つの鉄道路線と、約70のバス路線を運行している。 サンタクララはカリフォルニア州のベイエリアで最大の郡で、シリコンバレーが位置するほか、クパチーノやサンノゼ、マウンテンヴューなど北カリフォルニアの複数の都市がある。 人口は約200万人で、アドビやペイパル、アップル、イーベイといった企業の拠点となっている。 (英語記事 'Strange' employee kills eight at US train yard)
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