ゼレンスキー氏がフィンランド電撃訪問 - 産経ニュース

ウクライナのゼレンスキー大統領、フィンランドのニーニスト大統領（いずれもアナトリア通信提供・ゲッティ＝共同）

【ロンドン＝板東和正】ウクライナのゼレンスキー大統領が３日、北欧フィンランドを電撃訪問した。ロシアによるウクライナ侵略後、ゼレンスキー氏のフィンランド訪問は初めて。同氏は北欧５カ国との首脳会議を行い、ウクライナと北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）との今後の連携について協議する。

ゼレンスキー氏は３日、フィンランドのヘルシンキ近郊の空港に到着した。フィンランドには、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの各首脳が訪れており、フィンランドの首脳とともにウクライナへの継続的な支援、ウクライナと欧州連合（ＥＵ）の関係強化などについて意見を交換する。

フィンランドは４月、正式に３１カ国目のＮＡＴＯ加盟国となった。フィンランドはロシアと約１３００キロの国境線で接しており、ＮＡＴＯの対露抑止力は飛躍的に高まる。ゼレンスキー氏はフィンランドのニーニスト大統領との個別会談も行い、ロシアに対する連携を深めるとみられる。

欧州メディアによると、ゼレンスキー氏は今月１３～１４日にドイツを訪問。１４日にショルツ首相らと会談する予定だという。

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