北朝鮮に「相応の対応」コロナワクチン目標、２億回に倍増―バイデン米大統領 - 時事通信ニュース

2021年03月26日07時06分

　【ワシントン時事】バイデン米大統領は２５日、ホワイトハウスで記者会見した。北朝鮮による２５日の弾道ミサイル発射は「国連安保理決議違反だ」と断じ、「（事態を）エスカレートさせれば相応の対応を取る」と警告した。新型コロナウイルス対策については、就任１００日後の４月末までに１億回としてきたワクチン接種目標を２億回に倍増させると表明した。

北朝鮮、弾道ミサイル２発発射　菅首相「国連決議違反、強く非難」

　バイデン氏はこれまで記者の質問に応じることはあったが、正式な記者会見は就任後初めて。約１時間、質問を受けた。
　北朝鮮問題では「外交の用意はあるが、非核化が最終目標であることが条件だ」と語った。米中対立が激化していることに関しては、中国の習近平国家主席に「対決は望まないが、厳しい競争になる」と伝えた、と説明。香港情勢や新疆ウイグル自治区での人権侵害状況に声を上げ、南シナ海や台湾の問題で「中国がルールに従うよう説明責任を負わせる」と強調した。
　アフガニスタン駐留米軍の撤収をめぐっては、トランプ前政権が決めた５月１日までの実現は困難と述べる一方、来年まで駐留が続く可能性は「想像しがたい」と否定した。
　就任２カ月が過ぎた政権運営については、今後はコロナ対応だけでなく、移民問題や銃規制など長期的課題にも集中して取り組むと表明。２０２４年大統領選で再選を目指すかを問われ、「出馬するつもりだ」と語った。

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