立憲民主党の枝野幸男代表は29日の党会合で、ミャンマーでの国軍による弾圧の深刻化を受けて「日本政府はパイプを使って軍に自制を求めてきたが、事ここに至り、そういった段階ではない」と強調し、日本政府に従来の対話路線からの転換を求めた。 「政府には、より強く国際社会と連携し、毅然(きぜん)とした姿勢を示すことを強く求めていきたい」とも述べた。経済制裁の実施など具体策には踏み込まなかった。 枝野氏は党会合に先立ち、談話も発表。「ミャンマー国軍の蛮行を強く非難し、国民に対する弾圧と武器の使用を即刻停止するよう強く求める」と訴えた。 日本政府はミャンマーでのクーデター後も国軍とのパイプを使って働きかけるとし、経済制裁に踏み切った欧米とは今のところ一線を画している。
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