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ミャンマー治安部隊、幼い子どもらにも「容赦せず発砲」…国連高官2人が非難声明 - 読売新聞

 【ニューヨーク=寺口亮一】国軍のクーデターが起きたミャンマーでの治安部隊によるデモ弾圧を受け、国連でジェノサイド(集団殺害)防止などを担当する高官2人が28日、「平和的なデモ隊への組織的な襲撃だ」として非難する共同声明を発表した。国連安全保障理事会など国際社会が弾圧を止めるために行動をとるよう訴えた。

 声明を出したのは、ジェノサイド防止担当のアリス・ヌデリトゥ特別顧問とミチェル・バチェレ人権高等弁務官。両氏は、治安部隊が逃げるデモ隊に加え、幼い子どもらにも「容赦せずに発砲している」とし、「卑劣で残忍だ」と指弾して暴力の即時停止を求めた。

 その上で「ミャンマー国民を残虐行為から守る」ため、安保理や東南アジア諸国連合(ASEAN)に行動を起こすよう呼びかけた。両氏は、人権侵害の責任を問うことや国軍の抜本的改革が不可欠だとも指摘した。

 国軍から殺害や拷問の被害を受けてきたとされるイスラム系のロヒンギャを含む少数民族の人権状況にも「深い懸念」を表明した。

 ミャンマーでは、少数民族の武装勢力に対する弾圧も強まり、カレン民族同盟の勢力地域では27~28日、国軍戦闘機による爆撃があった。約3000人が隣国タイに逃れたとされる。

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