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爆破事件でっち上げ・住民らの保護口実に露が攻撃開始、米国務長官が想定「シナリオ」公表 - 読売新聞オンライン

 【ニューヨーク=寺口亮一】米国のブリンケン国務長官は17日、ウクライナ情勢に関連する国連安全保障理事会の会合に出席し、ロシア軍が「数日中」にウクライナへの攻撃を開始するため準備を整えていると明らかにした。侵攻で想定されるシナリオも公表した。

 ブリンケン氏は、ロシアが国内で「テロリスト」による爆破事件などをでっち上げてウクライナの責任だと主張し、ウクライナのロシア系住民らの保護を口実に、ミサイル発射やサイバー攻撃を行い、地上侵攻を開始するとの想定を示した。

 これに対し、セルゲイ・ベルシーニン露外務次官は、ブリンケン氏が示したシナリオは「緊張を高めるもので危険だ」として、侵攻計画はないと反論。会合は米露による応酬となった。

 ブリンケン氏は「私がここにいるのは戦争を始めるためではない。戦争を防ぐためだ」と述べ、露軍の動向に関する情報は正確であると強調した。予測が間違っていれば「批判は喜んで受け入れる」とも語った。

 2003年2月の安保理では、当時のコリン・パウエル米国務長官が、情報機関の情報に基づいて実際は存在しなかったイラクの大量破壊兵器に関する「証拠」を示し、米国がイラク戦争へ突き進んだ。ブリンケン氏の発言は当時の対米批判が念頭にあるとみられる。

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