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判決に涙を流した周庭氏 禁錮10月の実刑で初の収監、保釈申請も却下 香港 - 毎日新聞 - 毎日新聞

香港の民主活動家、周庭氏=香港で2019年8月31日午後5時46分、福岡静哉撮影

 香港の地方裁判所は2日、2019年6月にあった警察本部への抗議デモを巡り、無許可集会扇動罪などで有罪判決を受けていた民主活動家、周庭氏に禁錮10月の量刑を言い渡した。現地メディアによると、周氏は上訴申立期間中の保釈を申請したが却下され、収監された。周氏が実刑判決を受けて収監されるのは初めて。量刑を聞き、周氏は涙を流したという。

黄之鋒氏と林朗彦氏に禁錮13月半と禁錮7月、収監される

 裁判所は、同罪などに問われ有罪判決を受けていた黄之鋒氏(24)と林朗彦氏(26)の両民主活動家にもそれぞれ禁錮13月半と禁錮7月の量刑を言い渡した。両氏も収監された。

 3氏は19年8~9月に逮捕されその後、保釈された。3人とも前回公判までに有罪判決を受け、11月23日の公判で保釈継続が認められず、拘置所に勾留されていた。

 周氏は11月27日、拘置所で面会した支援者らを通じてツイッターで「日本の皆さん、たくさんの人が応援してくれていると聞いて、心が強くなりました。ありがとうございます」と、日本語で感謝の気持ちを示していた。

 また、周氏は「12月2日に外に出られるかはわからないですけど、外で3日の(24歳の)誕生日を祝えることを願っています。寂しい時もありますが、がんばります」とも発信していた。

香港の民主活動家、周庭氏(左)と黄之鋒氏=香港で2019年8月、福岡静哉撮影

 周氏は20年8月に「外国勢力と結託した疑いがある」として国家安全維持法(国安法)違反容疑でも逮捕されその後、保釈された。国安法の最高刑は無期懲役。当局はこの事件でも周氏の起訴を目指して捜査を続けている。

 周氏ら3氏が所属した政治団体「香港衆志」は、国安法が今年6月に施行されたことを受け解散。3氏は個人の立場で運動を続けていた。黄氏は17年に、14年の民主化要求デモ「雨傘運動」を巡り、違法集会に参加した罪などで禁錮6月の実刑判決を受け、収監されたことがある。【台北・福岡静哉】

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