【AFP=時事】ドイツで27日、老人ホームの職員8人が新型コロナウイルスワクチン5回分を誤って一度に接種された。地元当局が28日、明らかにした。これまでのところ深刻な副作用は起きていない。
誤って5回分を接種されたのは、北東部の町シュトラールズント(Stralsund)にある老人ホームで働く38〜54歳の女性7人と男性1人。先週末にドイツで接種が始まった、米製薬大手ファイザー(Pfizer)と独製薬ベンチャーのビオンテック(BioNTech)のワクチンの優先接種対象だった。
当局者によると、8人は27日、一度に5回分のワクチンを接種され、直ちにその事実を知らされた。うち4人は、インフルエンザのような軽度の症状が出たことから、経過観察のため入院。残る4人は帰宅した。
当局者は今回の事態について、例外的なケースで、原因は人為的ミスだと説明した。
ファイザーとビオンテックのワクチンは、バイアル瓶1本に5回分が入っている。
ビオンテックは先に、臨床試験(治験)では接種量が通常より多くても、深刻な副作用は起きなかったと説明していた。
【翻訳編集】AFPBB News
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