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いつ日本でコロナワクチン接種できる? 厚労省の見解は - 朝日新聞デジタル

 米ファイザー社などが開発した新型コロナウイルスのワクチン接種が8日、英国で始まった。日本にも供給が予定されている。ほかにも複数のワクチンの実用化が控える。ワクチンを手にしたことで、世界的大流行(パンデミック)は収束に向かうのか。

薬以上に慎重な審査が必要に

 日本ではいつ、接種できるようになるのか。

 ファイザーは160人、アストラゼネカは250人の日本人を対象とした治験をしており、モデルナも今後、実施を予定している。各社はその結果と海外での治験結果をあわせて承認を申請。医薬品の審査を担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)と厚生労働省の部会で有効性と安全性が認められれば承認される。

 日本と同水準の承認制度がある国で販売されるなどした医薬品について、審査を簡略化できる「特例承認」を適用する可能性もある。新型コロナの治療薬レムデシビルにはこの制度が使われ、申請からわずか3日で承認された。

 ただ、ワクチンは健康な人にも接種する。安全性については薬以上に慎重な審査が求められる。2010年に新型インフルエンザのワクチンが特例承認された際には、審査に2~3カ月を要した。新型コロナのワクチンも承認までにある程度時間がかかるとみられる。

 厚労省の幹部は「少しでも早く、今年度中にも接種できるようになれば」と見通す。ただし、当初は供給量も限られ、広く接種できるようになるにはさらに時間がかかるとみられる。

 ワクチンは無料で接種できる。…

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