
【ロンドン=板東和正】ジョンソン英首相は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、20日から首都ロンドンやその周辺地域に外出制限を導入すると発表した。ロンドンなどを中心に変異種の感染者が急増している現状を受けた措置。生活必需品を扱う店以外は閉店し、外出を制限する。
英政府は現在、人口の大半を占めるイングランドで各地域の警戒水準を「中程度」「高い」「とても高い」に分類。ロンドンとその周辺地域の警戒水準を16日から「とても高い」に引き上げ、パブやレストランでの店内飲食を禁止していた。小売店や美容室などは営業を許可されていた。
政府は20日から導入する外出制限で規制をさらに強化し、生活必需品を扱う店以外の営業を禁止。自宅ではできない仕事などを除き、市民に外出を控えるよう求める。
また、政府は19日、クリスマス期間中の規制も厳格化した。23~27日の5日間に最大3世帯まで集まることを許可していたが、外出制限を導入した地域では認めない方針を決定。その他のイングランド地域でも、クリスマス当日のみに許可することにした。
英政府は14日、ロンドンを含めたイングランド南部を中心に、新型コロナの変異種の感染者を1千人以上確認したと発表。ハンコック保健相は変異種が「より重い症状をもたらす証拠はない」としながらも、感染者急増の要因である可能性はあるとしていた。
ジョンソン英首相は19日、変異種について「(従来の新型コロナに比べ)最大70%感染力が高いかもしれない」と指摘。「ウイルスが攻撃の手法を変えるなら、私たちも対策を変えなければならない」と外出制限導入の理由を説明した。
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