
【ワシントン=住井亨介】バイデン米大統領は11日、ホワイトハウスで新型コロナウイルスに関して国民向けのテレビ演説を行い、独立記念日の7月4日には小規模な集まりが可能になるよう社会生活の正常化を目指す方針を示した。5月1日までに全成人がワクチン接種を受けられるよう各州に指示することも明らかにした。
バイデン氏がテレビの「プライムタイム」(夜の高視聴率帯)に演説するのは就任後初めて。
バイデン氏は、新型コロナによって米国で50万人以上の犠牲者が出たことに触れつつ、自身の就任以来、ワクチン接種が急速に進んだ点を強調。「われわれは多くの進歩を成し遂げた」と述べた。
「米国は復活する。われわれはできると信じている」と国民に呼びかけ、ウイルスを克服するために、引き続きマスク着用や手洗い励行など国民が取り組むべき行動について訴えた。
トランプ前政権が英国を除く欧州からの入国停止措置に踏み切ってから11日で1年。13日には新型コロナの急速な感染拡大に対処するため非常事態宣言を出してから1年となる。
昨年12月にワクチンの接種が始まり、1月中旬をピークに新規感染者数は減少傾向にある。ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国の新型コロナ感染者数は2900万人を超えており、世界で最も多い。
一部の州ではマスク着用の義務化を解除する動きが広がっており、バイデン氏の演説はこうした動きを牽制(けんせい)する狙いもあるとみられる。
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