
tvkニュース(テレビ神奈川)
新型コロナのワクチン接種が進められる中、増え続ける変異株に対してもワクチンは有効なのか。国内初となる調査が、横浜市立大学で進められています。 国内で接種が進むファイザー社製ワクチンは、従来型とされる「武漢型」への有効性は確立されていますが、その後生まれた変異株については、国内での調査はまだ行われていませんでした。 大学の研究チームでは、ことし3月から、ワクチンを接種したおよそ100人を対象に、イギリス型、南アフリカ型など8つの株に対して、感染を阻止する中和抗体が確立されているかを調査しています。 コロナウイルスは、ウイルス表面にある突起が細胞に吸着し、侵入していくことでヒトに感染しますが、そのプロセスのどこかでブロックできていれば、ワクチンが効いていることになります。 変異株ごとにこの突起であるスパイクタンパクがさまざま存在しますが、今回の研究では、大学が開発した新しい技術を活用。 特殊な粒子に変異株のスパイクタンパクを取り付け、ウイルスに似せた粒子を作り出しました。 これをワクチンを接種した人の血清と混ぜて、サルの細胞に投与。 中和抗体がどのくらい作用しているかを調べます。 新技術によって本物のウイルスを使わず安全が確保できた上、これまで測定に78時間以上かかっていたものが、3時間で可能に。 多くの検体を効率的に調べられたといいます。 横浜市大・山中教授「今後数カ月後を考えるとかなりワクチンの接種が広がっていることが期待できる。 仮に効かない株が登場してきているようであれば、早く次の手を政策的に打つことができると思う。 少なくともこの株に対して中和抗体ができていない注意喚起はできると思う。 その株に対するサーベイランスを強めていくとか、それが政策的な介入」 多くのデータが集まれば、将来的には変異株ごとにワクチンパスポートを作るなど、よりピンポイントな感染対策ができることも期待されます。 大学は来週会見を開き、研究結果を発表する予定です。
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