2021年06月04日18時00分
【ソウル時事】韓国空軍の李成竜参謀総長は4日、部隊内で性的被害を受けた女性兵士が自殺した事件が発覚したことを受け、辞意を表明した。文在寅大統領も受け入れる考えを示した。李氏は「一連の状況に対し重い責任を痛感している」とコメントを発表した。
事件は5月31日に報道で表面化。空軍戦闘飛行団所属の女性兵士が3月初め、上官の要求で夕食を共にした帰り道に性的被害を受け、被害を申告。しかし、別の上官らが事を荒立てないように圧力をかけたとされ、女性兵士は5月22日に部隊内で自殺しているのが見つかった。
軍監察などによる捜査チームは今月2日、加害者の上官を逮捕。組織ぐるみで事件を隠蔽(いんぺい)しようとした疑いがあり、調べを進めている。
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