【ワシントン=田島大志、横堀裕也】米国のバイデン大統領は3日、シリア北西部での米軍の特殊作戦部隊の急襲作戦により、イスラム過激派組織「イスラム国」の指導者アブイブラヒム・ハシミ・クラシ容疑者が死亡したと発表した。
バイデン氏はホワイトハウスでの演説で「我が軍によって、おぞましいテロリストはこの世を去った。我々は世界中のどこであろうとテロリストたちを追い詰める」と強調した。
米政府高官などによると、今回の作戦はトルコ国境に近いイドリブ県で、約2時間にわたり行われた。容疑者は3階建て民家の3階部分に潜んでおり、米軍の作戦実行中に、家族を巻き込んで自爆したという。AP通信は、作戦で13人が死亡したと伝えた。米軍側に犠牲者はなかった。
アフガニスタンから駐留米軍が撤収する直前の昨年8月、首都カブールの国際空港付近で自爆テロが起き、「イスラム国」が犯行声明を出した。米兵13人を含む約180人が死亡し、米軍は報復措置として無人機による攻撃を行ったが、バイデン氏は「これが最後ではない」とし、さらなる報復を示唆していた。
同容疑者は、2019年11月、同年10月に米軍の作戦で殺害された「イスラム国」の指導者アブバクル・バグダーディ容疑者の後継者に選ばれた。各地の支部を統括していたと米政府はみており、高官は今回の作戦について「『イスラム国』に大きな打撃を与えた」と強調した。
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