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親ロシア派支配の捕虜収容所に攻撃、170人死傷…ゼレンスキー氏「露のテロ支援国家認定を」 - 読売新聞オンライン

 【キーウ=森井雄一】ウクライナ検察は29日、東部ドネツク州の親ロシア派武装集団の支配下にあるオレニウカの捕虜収容所に対して行われた攻撃で、約40人が死亡、130人が負傷したとし、戦争犯罪の疑いで調査を始めたと発表した。

 ウクライナ側は、露軍が砲撃したと発表している。収容所には露軍が「ネオナチ」と主張する「アゾフ大隊」の兵士が最近連行されていたという。また、ウクライナのオンライン紙「ウクライナ・プラウダ」は情報当局の話として、露民間軍事会社「ワグネル」が、露国防省の方針に反発して行ったとの見方を伝えた。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は29日夜のビデオ演説で「ロシアをテロ支援国家に認定すべきだ」と改めて述べて、国連と赤十字国際委員会に対応を求めた。

 欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表(外相)は「ロシアによる残虐行為を強い言葉で非難する」とツイートした。米国のカリーヌ・ジャンピエール大統領報道官は29日の記者会見で「現時点で話せることはない」と述べるにとどめた。

 親露派幹部は、米国がウクライナに供与した高機動ロケット砲システム(HIMARS)による攻撃だったと主張。53人が死亡、75人が負傷したとしている。

 一方、ウクライナ公共放送によると、2月に東部スムイ州の住民男性を銃殺し、今回のウクライナ侵略で初の戦争犯罪に問われた露軍の軍曹ワジム・シシマリン被告(21)の控訴審が29日、開かれた。被告は、1審の終身刑判決から禁錮15年に減刑された。

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