ウクライナ当局は25日、ロシア軍の海域封鎖の影響で滞っている食料輸出について、ウクライナ南部オデーサの近くの港から「週内にも(輸出作業を)始められるようにする」との方針を明らかにしました。ただ、オデーサ港では23日にロシア軍によるミサイル攻撃があったばかり。輸出再開に向けた準備が予定通り進むか予断を許しません。
一方、ロシア軍が占拠しているウクライナ南部ヘルソンでは、ウクライナ軍が奪還に向けた作戦を進めている模様です。ロシア軍が補給路として使っている橋が相次いで攻撃されています。
(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)
■■■7月26日(日本時間)■■■
2:21(モスクワ25日20:21)
ロシア航空会社への補助2000億円超 プーチン氏
ロシアのプーチン大統領は25日の政府の会議で、「航空会社が負担を乗客に転嫁しないように、これまでに1千億ルーブル(約2300億円)の補助を支出した」と述べた。タス通信が伝えた。ロシア政府は3月、航空会社が国内路線の航空券を値上げしないよう、業界への支援策を決めていた。
2月のウクライナ侵攻後、欧米はロシアの航空会社に対し、自国領内の飛行を禁止した。これを受けて、ロシアの航空会社の経営が悪化するとの懸念が浮上していた。
■■■7月25日(日本時間)■■■
23:35(モスクワ25日17:35)
ノルドストリーム供給量が5分の1に削減 ロシア天然ガス大手
ロシア国営の天然ガス最大手ガスプロムは25日、ドイツと結ぶ海底ガスパイプライン「ノルドストリーム」の供給量を、モスクワ時間の27日午前7時から現在の日量6700万立方メートルから同3300万立方メートルに半減させると明らかにした。タス通信が伝えた。定期点検のために一つのタービンを止めるとしており、供給能力の約5分の1に減ることになる。
ノルドストリームを巡っては、独シーメンスのカナダ工場で修理中だったタービンが制裁のために戻らないとして、6月半ばに供給量を4割に削減。今月11日には、定期点検を理由に供給を完全に停止し、21日に再開したばかりだった。
すでにタービンに対する制裁は緩和されたが、輸送をめぐりシーメンスとロシア側の調整が難航している。天然ガスの供給を不安定にすることで、エネルギー価格高騰に苦しむ欧州を揺さぶる狙いがあるとみられる。
21:20(キーウ15:20)
ウクライナ、近日中に食料輸出再開へ インフラ相
ロシア軍による黒海封鎖の影響でウクライナの食料輸出が滞っている問題をめぐり、同国のインフラ省は25日、南部オデーサに近いチョルノモルスク港からの食料輸出を近日中に始める方針を明らかにした。AFP通信が伝えた。
同通信によると、クブラコフ・インフラ相は25日の記者会見で「週内にも(輸出作業を)始められるようにする」と述べた。22日に国連とトルコがロシア、ウクライナとそれぞれ署名した食料輸出再開の合意文書では、同港やオデーサ港など3港が積み出し港に定められていた。同省によると、残る2港でも2週間以内に輸出できるようにするという。
19:45(キーウ13:45)
ドイツの「ゲパルト」自走式対空砲がウクライナに到着
ウクライナ国防相は25日、ドイツの「ゲパルト対空戦車」(自走式対空砲)3両がウクライナに到着し、引き渡されたことを明らかにした。ウクライナのメディア「ウクライナ・プラウダ」が同日報じた。
ドイツ国防相は今年4月、ウクライナに50両のゲパルト対空戦車を供与することを表明していた。
■穀物出荷開始に影響ない 港…
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