魚にもコロナ検査、感染広がる中国南部で－過度な対策の象徴との声も - ブルームバーグ

新型コロナウイルスを徹底的に抑え込む中国の「ゼロコロナ」政策は、海の魚でさえその対象だ。

　　福建省の沿岸都市、アモイ（厦門）の当局は漁師への毎日の検査だけでなく漁獲物についても検査を実施している。このやり方は議論を巻き起こし、ソーシャルメディアでは嘲笑を呼んだ。政府は海南省での感染拡大について、海産物を扱う店が感染源の疑いがあるとの見方を示していた。

中国のコロナ新規感染、３カ月ぶり高水準－海南省で拡大止まらず (1)

　　アモイ市集美区は先月下旬に漁師や漁獲物を対象とした検査を実施する方針を発表した。外国の漁師との違法な取引によって、新型コロナが持ち込まれる恐れがあるとの懸念が背景だ。水揚げされた魚の口にも検査用のスワブを挿入する様子は特にインターネット上で話題になった。一部では「ゼロコロナ」の行き過ぎた姿を象徴しているとの声もあった。

　　集美区の発表では「漁師は新型コロナ検査を毎日１回受ける必要がある」と説明。「水揚げ時には漁師と漁獲物の両方を検査しなければならない」と続けた。

ゴールドマンと野村、中国経済見通し下方修正－コロナや猛暑打撃 (1)

原題： China’s Now Testing Live Fish in Its Bid to Stop Covid Spreading（抜粋）

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