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ファイザー、年内のワクチン出荷目標を引き下げ-原料確保に苦戦 - ブルームバーグ

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ファイザーは新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンの今年の出荷量目標を引き下げた。量産に必要な原料を全て確保するのに困難が生じたためだと説明した。

  9月までの発表資料では、年内に最大1億回分の生産を目指していると説明していたが、11月には複数の発表資料でこれを最大5000万回分に下方修正した。ファイザーはコロナワクチンをドイツの ビオンテックと共同で開発した。

  ファイザーの広報担当者は3日の発表資料で、製造に必要な大量の原料調達に手間取るなど複数の要因が遅れにつながったと説明。ただ、大量生産の準備は完了しており、現在は急速なペースでワクチンを生産しているとした。

  「このようなペースでのワクチン生産能力増強は前例がなく、われわれが未知の領域に進む中で大きな進展があった」と広報担当のエイミー・ローズ氏は指摘し、特に「原料サプライチェーンの能力増強に予想以上の時間がかかった」とした。米国と欧州のワクチン製造ラインの変更は完了したという。

  ローズ氏は「2021年末までに13億回分を供給できると自信を持っている」と述べた。

  3日の米株式市場でファイザーの株価は一時3.1%下落。コロナワクチンの今年の出荷量について、当初計画の半分にとどまると見込んでいると米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が 報じたことが材料視された。このニュースは市場全体にも響き、S&P500種株価指数は0.1%安で終了した。

  メッセンジャーRNA(mRNA)技術に基づく同ワクチンは今週、英当局に使用が認められた。米食品医薬品局(FDA)にも緊急使用許可(EUA)の申請が行われている。

ファイザーとビオンテックのワクチン、英国が承認-米・EUに先駆け

  米モデルナもmRNA技術を用いるコロナワクチンのEUAをFDAに提出済み。同社は3日、21年1-3月(第1四半期)に全世界で1億-1億2500万回分を供給できるとの見通しを示した。

モデルナのコロナワクチン候補、持続的な免疫与える可能性示す

原題: Pfizer Scaled Back Vaccine Output Targets Earlier This Year (1)(抜粋)

(広報担当者の説明を追加して更新します)

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