2023年03月29日19時52分
【ソウル時事】韓国大統領府の金聖翰国家安保室長が29日、辞意を表明した。声明で「きょう付で室長職から退く」と明らかにした。同室長は、尹錫悦大統領の下で外交や安全保障政策を取りまとめる要職。金氏は16日の日韓首脳会談にも同席した。
大統領府は、尹氏が金氏の辞意を受け入れ、後任に趙太庸・駐米大使を充てると発表した。
韓国紙「東亜日報」は先に、4月下旬に予定される尹氏の国賓訪米に向けた調整などで問題が生じ、大統領府が室長の交代を検討していると報じていた。金氏は声明で「私を巡る議論がこれ以上、外交や国政運営の負担にならないことを願う」と語った。
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