2021年05月21日20時59分
【バンコク時事】ミャンマーのクーデターで実権を握った国軍が任命した選挙管理委員会のテイン・ソー委員長は21日、国軍に拘束されたアウン・サン・スー・チー氏が率いる国民民主連盟(NLD)を解党処分にする方針を示した。選管の会合に出席した政党関係者が明らかにした。
NLDが国軍系政党に圧勝した昨年11月の総選挙で「不正を行ったため」としているが、国民に根強い人気のあるNLDが解党されれば、国内外の反発が強まるのは必至だ。
国軍は2年以内に総選挙を改めて実施する方針を示している。しかし、2015年と昨年の総選挙で大勝したNLDが再び勝利する可能性が高いことから、国軍主導の政権樹立に向け、解党に追い込む考えとみられる。会合の出席者によると、委員長は「投票者リストを調べた結果、不正が判明した。NLDは解党される」と語った。
会合では比例代表制の導入をめぐり議論したという。現行の小選挙区制から国軍系政党に有利な比例代表制に変更し、上下両院議席の4分の1を割り当てられている軍人議員と合わせ、過半数の議席を確保する思惑とみられる。
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