英国が欧州連合(EU)から脱退するブレグジットは韓国と英国との貿易にさほど大きくは影響しない見通しだ。1日から韓国と英国の自由貿易協定(FTA)が発効するためだ。韓英FTAは2019年8月の韓EU・FTAと同じ水準で締結された。 ■世界競争力ランキング1位はシンガポール、韓国23位、日本は? 韓国産業通商資源部は1日「韓英FTAは商品やサービス投資など、市場開放と通商規範を韓EU・FTAと同じレベルで締結した」「英国がEU市場から出ても、英国との交易条件は全く変わっていない」と説明した。韓国と英国の貿易規模は昨年の時点でおよそ86億8000万ドル(約8960億円)で、韓国全体の貿易に占める割合は1%ほどだ。
韓英FTAの発効を受け、韓国と英国との間で取引される全ての工業製品は以前と同じく無関税が維持される。例えば自動車や部品、スマートフォン、パソコン、船舶など主要な製品は英国に無関税で輸出できる。ただし一般の消費者が衣類やかばんなどの英国製品を海外から直接購入する場合、FTAに伴う無関税の恩恵を受けるには、海外のショッピングモールや配送代行業者を通じて英国製であることを証明しなければならない。原産地証明ができない場合、その金額が免税限度額以上の場合は税金を支払う必要が出てくる。 近く英国とEUとの今後の関係に関する交渉が一段落すれば、EUで製造し英国に輸出する韓国企業も関税の心配がなくなる。ただし韓国貿易協会の関係者は「英国とEU間の協定が締結される際、原産地条件が新たに追加された」とした上で「製品ごとに定められたEU地域での部品製造割合を満たせない状態で英国に輸出した場合、無関税の恩恵が受けられなく恐れがあるため、この点には注意しなければならない」と説明した。
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