バイデン米大統領はアフガニスタンの駐留米軍をめぐり、同盟国から出ていた駐留延長の要請を振り切って8月30日に完全撤収させた。2000人以上の兵士を失い、多額の戦費をかけて続けた20年にわたる「テロとの戦い」を終結させた一方で、「国際社会で米国の指導力を取り戻す」とうたってきたバイデン氏への信頼が揺らぎ始めている。
駐留米軍の撤収期限(8月31日)に向け米国人やアフガン人協力者らの国外移送作戦が大詰めを迎えていた26日、米ワシントンのホワイトハウスは重い空気に包まれた。アフガンの首都カブールの空港付近で危惧していた自爆テロが起き、米兵13人と多数の民間人が犠牲となった。
バイデン氏は同日、国民向けの演説を行い、予定通り米国人らの移送作戦を進める考えを述べ、テロに屈しない姿勢を示したが、抱える苦悩は隠せなかった。
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