【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバンは、かつて恐怖政治の象徴として批判を浴びた「勧善懲悪省」を、首都カブールの旧女性問題省の庁舎に設ける準備を始めた。ロイター通信などが伝えた。
旧女性問題省の看板が、勧善懲悪省の看板に置き換えられたという。勧善懲悪省は2001年までのタリバン旧政権で、密通した男女を処刑したり、音楽鑑賞をした市民にムチを振るったりと、イスラム法の独自解釈に基づく宗教警察の役割を担った。男女平等社会の実現などを目指した旧女性問題省の庁舎をあえて使うことで、厳格なイスラム統治の復活を印象づける狙いとみられる。
一方、ロイター通信によると、米国人や英国人ら約170人を乗せたチャーター機が17日、カブールから中東カタールの首都ドーハに到着した。空路での退避は8月末のアフガン駐留米軍撤収後、3便目となった。
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