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バイデンのシリア空爆の背景にある「イランとの駆け引き」とは - Newsweekjapan

<核合意をめぐり、アメリカとイランのぎりぎりの神経戦が続いている>

バイデン米大統領は2月25日、イランの支援を受けた武装勢力がひそむシリア東部の施設への空爆を指示した。

米国防総省によれば、2月半ばにイラク北部で米軍駐留拠点の周辺がロケット弾攻撃を受けたことへの報復だという。

バイデンが空爆に踏み切った背景には、核合意をめぐるイランとの駆け引きがある。

長年にわたって敵対してきた両国の関係は、オバマ政権下の2015年に締結された核合意をトランプ政権が一方的にほごにしたことで再び悪化。バイデンは就任早々、合意への復帰に意欲を示したが、前提条件として核開発を制限する合意内容をイランが再履行することを要求している。

一方、イランはアメリカの合意への復帰が先だと主張する。

国務省のプライス報道官は空爆の前日、「われわれの忍耐は無限ではない」と発言してイランを牽制した。だがイラン側はそもそも核兵器の開発を目指していないという立場を崩しておらず、両国のぎりぎりの神経戦が続いている。

<2021年3月9日号掲載>

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