米住居ビル崩落、3人目の子どもの犠牲者発見消防隊員の娘 - BBCニュース

7時間前

米フロリダ州マイアミ北郊サーフサイド市で起きた12階建て住居ビルの崩落事故で、新たに2人の遺体が見つかった。うち1人は、捜索活動に当たっていた消防隊員の7歳の娘だった。

死亡が確認された人数はこれで22人になった。126人が依然として行方不明となっている。

今回の事故での子どもの犠牲者はこれで3人目。マイアミ・デイド郡消防署長のアラン・コミンスキー氏は、少女の発見は特に厳しいものだったと話した。

「犠牲者の搬送はどれもとても辛いが、昨夜は同僚の娘だったため、さらに厳しかった。消防隊員として我々はやるべきことをする。天職のようなものだからだ。それでも、きついことに変わりはない」

2人目の遺体の身元は公表されていない。

事故から9日がたった2日も、救助隊は生存者を求めてがれきを掘り起こしている。しかし現場ではがれき落下の危険に加え、ハリケーンも接近している。

24日午前1時半ごろに崩落した住居ビル「シャンプレイン・タワーズ」では、初動の救援活動以降、生存者は見つかっていない。

救助隊は2日、がれきの落下リスクが高まったために一時捜索を中断していたが、深夜に再開した。

週明けにはハリケーン「エルサ」がフロリダ州を直撃する見込みで、捜索が急がれている。

行方不明者の家族からは、がれきの下から声が聞こえたという情報があるので確認したいという要請が相次いでいる。

しかし、ライド・ジュダラ消防副署長は、崩落直後の朝以降、救助隊は何の声も聞いていないと述べた。

ジョー・バイデン米大統領は1日、サーフサイドで住民らと面会し、まだ生存者が見つかって欲しいと願うと話した。

築40年のシャンプレイン・タワーズが崩落した原因は明らかになっていない。

しかし、サーフサイド市が26日に公表した建築コンサルタント会社の2018年の報告書が、「大きな構造上の損傷」を指摘していたことが明らかになった。

このビルの管理組合は、「法的措置や苦情を管理する独立した受け入れ態勢」を整えるとしている。

Adblock test (Why?)

からの記事と詳細
https://ift.tt/3hfBgms
世界

Bagikan Berita Ini

Search