コロナワクチン3回接種するミス 福井市内の医療機関が入院患者に - 福井新聞

　福井県福井市は７月３０日、市内の医療機関で２９日に、入院患者の９０代男性に誤って新型コロナウイルスワクチンの３回目の接種を行うミスがあったと発表した。男性の健康状態に異常は確認されていないといい、経過観察を続ける。

　同じ人にワクチンを３回接種するミスは全国で相次いでいる。福井県によると、県内では初めてとみられる。

　市によると、ワクチンはいずれも米ファイザー製。男性は入院前の６月上旬、７月上旬に当時入所していた高齢者施設で２回の接種を終えた。一方で、５月に今回の医療機関に接種を予約したまま、取り消していなかった。医療機関側は男性の接種券などを確認せず、予約通り接種したという。

　市は、この医療機関に確認の徹底など再発防止を指導。市医師会と連名で他の医療機関に同様のミスが起きないよう文書で通知した。

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