インドで確認された変異ウイルスの感染拡大を受けて、アメリカ・ニューヨーク市は、ことし9月から、市のすべての職員にワクチンの接種か週1回の検査を義務づけることになりました。
これは、ニューヨークのデブラシオ市長が26日、記者会見で明らかにしました。
それによりますと、警察や消防、それに学校などで働くすべての市の職員に対し、ことし9月13日からワクチンの接種か、週1回の検査を義務づけるということです。
ニューヨークでは、新型コロナウイルスの1日当たりの感染者が、26日までの1週間の平均で疑いも含めて860人余りと、1か月前と比べておよそ4倍に増えています。
インドで確認された変異ウイルスのデルタ株が全体の4分の3を占めているということで、デブラシオ市長は今回の義務づけについて「人々の安全を守るためだ」と強調しました。
市によりますと、職員のうち少なくとも1回ワクチンを接種した人はおよそ70%で、8月からは先行して市の医療機関の職員を対象にワクチンの接種か週1回の検査を義務づけるということです。
ただアメリカでは、サンフランシスコで先月、市の医療機関などで働く職員にワクチン接種を義務化したところ、一部の労働組合から反発も出ていて、今後、ニューヨークでも議論になる可能性があります。
カリフォルニア州知事も新たな方針
インドで確認された変異ウイルスの感染拡大をめぐっては、カリフォルニア州のニューサム知事も26日、新たな方針を打ち出しました。
それによりますと、カリフォルニア州は8月から、州のすべての職員や医療従事者に対し、ワクチンの接種証明を提出するか、提出できない場合には少なくとも週1回の検査を受けるよう義務づけます。
ニューサム知事は、州内の自治体や企業に対しても同様の対応を促したいとしています。
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