米下院監視・政府改革委員会のマロニー委員長は30日、トランプ前大統領が在任中の2020年12月に当時の司法省幹部と電話で話した内容を記録したメモを公表した。メモには、トランプ氏が「(20年11月の大統領)選挙は不正だったと言うだけで良い。あとは私と共和党議員たちに任せろ」とローゼン司法長官代行(当時)に圧力をかけたとの記載があった。
公表されたのはドノヒュー司法副長官代行(当時)が手書きした20年12月27日付と29日付の計9枚のメモで、司法省が同委員会に提出していた。
大統領選で敗北したトランプ氏は当時から「不正な選挙だった」と訴え、選挙結果を覆す手段を検討していた。ローゼン氏は電話で「司法省が選挙の結果を変えることはできないと理解してください」と訴えたが、トランプ氏は「そんなことは期待していない。ただ、選挙は不正だと言うだけで良い」と述べた。トランプ氏が「司法省の幹部の交代を求める声がある」などと人事を持ち出して圧力をかけたとの記載もあった。
マロニー氏は声明で「トランプ氏が法執行機関のトップに対して、自由で公正な選挙を覆す手段を講じるよう直接指示していたことが明らかになった。トランプ氏の不正の全容を調べるため、関係者から証言を得る調整を進める」と述べた。【ワシントン秋山信一】
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