【ワシントン=船越翔】米疾病対策センター(CDC)は27日、新型コロナウイルスの感染対策に関する指針を見直し、ワクチンの接種を完了した人でも、屋内ではマスク着用が必要との見解を示した。インド型(デルタ型)の感染拡大を受け、緩和が続いていた予防策を再び厳格化した。
CDCのロシェル・ワレンスキー所長は27日の記者会見で「我々はデルタ型とパンデミック(世界的大流行)を食い止めるため、あらゆる手段を講じなくてはならない」と強調した。
新たな指針によると、過去1週間の新規感染者数が人口10万人あたり50人を超える地域などでは、人が集まる公共施設の屋内でマスクの着用を求める。CDCによると、中西部や南部を中心に米国内の6割超の自治体が対象となる。
ただ、指針に強制力はない。マスク着用の義務化は各州などの判断に委ねられるため、バイデン大統領は27日の声明で「対象となる地域の人々がCDCの指針に従うことを望んでいる」と訴えた。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、最近1週間平均の新規感染者数は1日約5万7000人で、1万人超だった先月下旬から急増している。米国内では新たな感染者の8割がインド型によるもので、専門家からは感染対策の再強化を求める声が上がっていた。
CDCは今年5月、規定の回数のワクチン接種を終えた人は、マスクの着用は原則不要との指針を公表していた。
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